不動産オーナー様なら、きっと誰しも一度は経験があると思います。
退去立会いで部屋に入った瞬間、
「ん？なんだかこの部屋、嫌な感じがするな…」と感じること。
壁紙もきれいに保たれている。
設備も壊れていない。
けれど、言葉では説明できない“重さ”や“暗さ”のようなものが、確かにそこに残っている。
■ 人が暮らすということは、感情も空間に染み込むということ
入居者様は、そのお部屋でさまざまな時間を過ごします。
笑った日もあれば、泣いた夜もある。
良いこともあれば、思い出したくないこともある。
住まいとは、ただの箱ではありません。
人の思いが積み重なり、目には見えない“気配”が残る空間でもあります。
これは霊的な話ではありません。
ですが実際に、私自身、何度も経験してきました。
「この部屋、なんだか重いな」「空気が停滞しているな」
そんな感覚が、ふと肌に伝わることがあるのです。
■ 徹底的な原状回復でも、消せないものがある
私たちも当然、プロとして室内は丁寧に整えます。
・クロスは全面張り替え
・床はウッドタイルで上貼り
・シーリングライトをLEDに交換
・室内清掃は徹底的に
それでも、消えない何かが、部屋に残ることがあります。
そしてそういう部屋に限って、なぜか案内数のわりに申込みが入らない。
家賃も相場通り。
立地も悪くない。
不動産会社も熱心に動いてくれている。
それでも、決まらない。
■ そんな時、私は「満室祈願」をお願いしています
物件は“商品”であると同時に、“人が暮らす場所”です。
どれだけ設備を整えても、
どれだけ写真をきれいに撮っても、
「この部屋、なんか落ち着かないな」と感じられたら、それだけで入居は遠のいてしまうのです。
だから私は、心と空間の“気”を整える手段として、
満室祈願のご祈祷をお願いするようになりました。
岡山県の由緒ある神社に正式に祈願を依頼し、
物件現地で神職の方にお清めと祈祷をしていただく。
それだけで、部屋の空気が変わる瞬間があるのです。
■ 人事を尽くした者にこそ、祈りが届く
もちろん、祈祷だけで入居が決まるわけではありません。
クロスを張り替える。清掃を丁寧にする。設備を整える。
オーナーとしてやるべきことをやった上で、最後にできること——それが祈りです。
そしてその“気”が整った物件は、まるで何かが切り替わったかのように、
内見の反応が変わり、すっと入居が決まることがあります。
私はそれを、何度も経験してきました。
■ 満室祈願は、オーナーの想いを整える時間でもある
祈りとは、単に空間のためだけではありません。
物件に向き合ってきた自分自身の心も、整える行為です。
・「この部屋が、誰かに愛される場所になりますように」
・「この物件が、誰かの人生の支えになりますように」
そう願いを込める時間は、不思議と新しいエネルギーを呼び込みます。
🌿 最後に：気になるなら、整える。それがプロの仕事。
不動産は、目に見えるものと、目に見えないものの積み重ねでできています。
そして、なんとなく重いという気配を見逃さない感性は、
きっとあなたの物件経営の精度を、さらに一段高めてくれます。
もし、あなたの物件にも「何かが停滞している」と感じることがあるなら、
一度、満室祈願という選択肢を取り入れてみてください。
潮目が変わる瞬間は、静かに、でも確かにやってきます。
