大雨の中でのご祈祷——それは、悪縁を洗い流し、新たなご縁を迎え入れる「始まりの儀」でした。
昨日、岡山県倉敷市のとある物件にて、満室祈願のご祈祷を行ってまいりました。空は重く、朝から激しい雨。しかし、それはまるでこの物件に溜まった空室の“淀み”を洗い流し、これから始まる再生の時を知らせるかのような雨でした。
物件は築28年・全5室のうち4室が空室という、なかなか厳しい状態。構造は1階から5階までワンフロア1室ずつ。場所は、観光地・美観地区にほど近く、立地としてはとても魅力があります。
この物件のオーナー様は、もともと稼働率80%の状態で物件を購入されました。しかし…購入後まもなく全室が退去。奇しくも、それは“潮目”が大きく変わる瞬間だったのかもしれません。
先日ようやく1室の入居が決まったものの、そこからぱたりと内見も止まり、全く動きが見られないとのこと。リフォームについてのご相談を受けた私は、オーナー様のご意向にしっかりと寄り添いながらも、あえて厳しい意見をお伝えさせていただきました。
なぜなら、これまでの施策は「普通すぎた」からです。
・壁紙の貼り替え(無難な白)
・和室を洋室に変更
しかし、その程度のリフォームでは、今の入居希望者には響かないのです。
【ターゲットを「見える化」することから全てが始まる】
この物件は2LDK。それなのに、浴室はまるでワンルーム用のサイズ。この時点で、ファミリー層には選ばれません。
そこでご提案したのは、2LDKを選ぶ入居者像——つまり**「小さな子どもを育てる若いファミリー」**を明確にターゲティングし、その層に“刺さる”ような戦略的なリフォームです。
具体的には:
◉ファミリー層が安心して住めるサイズの浴室・洗面設備への変更
◉明るく柔らかい色合いのクロス、印象に残るアクセントウォールの採用
◉家具が配置しやすく、動線が考慮された間取り調整
◉SNSや口コミでも「この部屋、いいね」と思われる【魅せる】リフォーム
これらを丁寧にご提案し、オーナー様も深くご理解・ご納得のうえ、新たな形のリフォームがスタートしました。
【そして、満室祈願——「祈り」ではなく「意思の表明」】
リフォームが完成した今、いよいよ満室祈願のご祈祷へ。
この満室祈願は、ただの神頼みではありません。
それは、これまでの努力を神様に「報告」し、これからの良縁と繁栄の風を呼び込む“誓いの儀式”。
大雨の中でのご祈祷でしたが、それはまるでこの物件にまとわりついていた過去の悪縁、空室の淀み、停滞した流れをすべて洗い流し、新しいご縁が舞い込むための清めの雨。
神主様が唱える祝詞に耳を澄ませながら、オーナー様と共に手を合わせたその瞬間、私たちは確かに「潮目が変わった」のを感じたのです。
【満室経営は「仕掛ける者」が制す】
今の時代、空室は“放っておけば埋まる”というものではありません。
競合は常に新築。立地も価格も似通ってくる中で、選ばれるのは「印象に残る物件」だけです。
そのためには、戦略的なリフォームが必要です。
そしてその努力の総仕上げとして、満室祈願という「気の流れを変える」アクションが必要です。
【最後に】
不動産経営は、運と努力の掛け算。
どちらか一方では、長くは続きません。
だからこそ私たちは、この物件のように、“苦しい時期”を乗り越えようとしているオーナー様の味方でありたい。
そして、満室への道をともに歩んでいけるパートナーでありたいと、心から願っています。
「満室祈願×戦略的リフォーム」
この方程式こそ、空室に悩む時代の最強の武器です。
空室に悩むオーナー様へ
あなたの物件にも、必ず潮目を変える瞬間はやってきます。
ぜひ、私たちと一緒にその第一歩を踏み出してみませんか?